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地球温暖化対策

ドキュメント内 CSR報告書 | 大同特殊鋼 (ページ 35-38)

 日本の鉄鋼業は早くから石油系エネルギーの削減、排熱回収、操業技術改善などに取り組み、世界最高水準の省エネル ギー生産体制を構築して地球温暖化対策に貢献してきました。こうした活動のガイドラインとなったのは、一般社団法人日 本鉄鋼連盟が中心となりまとめた自主行動計画で、当社はこれに沿った設備や操業の改善、技術の開発を推し進めて、着 実に成果を上げてきました。

2013

年度より、自主行動計画は後継の「低炭素社会実行計画」に引き継がれ、当社も日本の 鉄鋼業界の一員としての責務を果たしていく所存です。

●省エネルギー対策への重点投資

 当社は、

1996

年度から

2015

年度まで

20

年間で、累計

126

億円を省エネル ギー対策(

CO

2排出量削減)に投入して います。この投資は、主にリジェネバー ナー(燃焼排ガス熱回収バーナー)など の技術導入や燃料転換に充当され、加熱 炉、均熱炉、予熱装置など燃料多消費設 備の高効率化を推し進めるとともに

CO

2

排出量の削減に効果を上げ、地球温暖化 防止に貢献しています。

● CO

2

排出量と原単位削減への取り組み

 当社は、

2008

年度から

2012

年度までの

5

年間で

CO

2の平均 排出量を

10%

1990

年度実績比)削減することを目標に、加熱 炉の排熱回収利用拡大、燃料転換、連続鋳造比率アップによる 歩留向上などの施策に取り組んだ結果、平均排出量を

24.7%

削減することができました。

2014

年度には、知多工場に

198

円を投じて設置したエネルギー効率に優れる最新鋭の電気炉に よる合理化効果が通年にわたり発現し、

CO

2排出原単位は

2005

年度比マイナス

9%

と大幅に向上しました。

2015

年度において も同水準を維持しています。

CO

2排出量と原単位の推移

CO

2排出量と粗鋼量の相関

(千トン-CO2/年) (kg-CO2/生産量) (千トン-CO2/年)

*電力のCO2排出係数:0.374kg-CO2/kWh CO2

CO2

CO2

省エネルギー対策累計投資額(

1996

年以降)

(億円)

(年度)

800

600

400 2,000

1,500

1,000

500

0

200

0

CO2排出量   CO2原単位    

14 15 13

12 11 10 09 08 07 06 05

1,291 1,291 1,389 1,389

705 742

1,314 1,314 690

1,041 919

1,125 1,138 733 750

703 701

1,061 705

1,041 722

1,071 1,003 667 661

–7% –5% –25%–34%–19%–18%–24%–25%–23%–28%

*電力のCO2排出係数:0.374kg-CO2/kWh

(年度)

1,400

1,200

1,000

800

1,800 2,000 1,600

1,400 1,200

09

1312 14 10

11 06

07 05

15年度実績:1,003 08

(千トン/年)

粗鋼量 140

120 100 80 60

20 40

0

15 14 13 12 11 10 09 08 07 06 05 04 02 00 98 96

* 知多工場製鋼革新合理化198億円、渋川工場特殊溶解プロセス増強66億円、工具鋼溶解再編53億円は含まず

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環境負荷低減への取り組み

地球温暖化対策

運輸面での CO

2

排出量削減

 地球温暖化対策として、運輸部門の

CO

2排出量削減も課題になっています。重工業には重量物の運輸がともないますの で、当社はサプライチェーンと協力してモーダルシフト

*

、それをサポートする施設の改善、また 、

CO

2排出量の削減に 寄与する物流効率化を推進して、環境への貢献に努力を注いでいます。

●モーダルシフト

 当社の運輸面での

CO

2排出原単位は、

2003

年度からのモー ダルシフト推進の結果、漸減を続けてきました。当社ではモーダ ルシフトを進めるために、各種投資も行ってきました。雨天でも 船舶による鋼材出荷ができる全天候バースの設置により、自社製 品の約

20%

CO

2排出原単位が少なく環境効率の高い内航船 にて輸送しています。また、輸送品質・積載効率を兼ね備えた専 用無蓋コンテナを製作し、

2003

年に名古屋地区の工場から新潟 地区向けに鋼材輸送を、

2006

年には同工場から秋田地区向けお よび新潟地区客先工場向けをトレーラーから鉄道輸送に全面転 換しました(

2015

年度実績:線材

2.2

万トン、棒鋼

1.2

万トン

/

年)。

 更に、仙台地区向けではフェリー輸送を実施しており、

2008

年にはモーダルシフト拡大に向けた体制を構築したことが評価 され、第

1

回エコシップマーク認定事業者となりました。

 今後もトラック輸送から船舶・鉄道へのモーダルシフトをより 積極的に推進していきます。

* モーダルシフト…自動車や航空 機による輸送を鉄道や船舶によ る輸送で代替すること。省エネル ギー効果、CO2排出量削減効果 などがある

運輸部門の

CO

2排出原単位

鉄道による輸送

エコシップマーク

(kg-CO2/t)

CO2

CO2

●エコドライブの実施

 トラック輸送では、右記のようなきめ細かなエコドライブを徹 底し、人と環境に優しい安全・低エミッション運転を徹底させるよ う努めています。

列車・トレーラーともに積載可能な鋼材専用無蓋コンテナ

コドラ

1.

スピードの抑制:

100km/h

80km/h

20%

燃費削減

2.

急発進・加速をしない:

20%

以上の燃費削減

3.

エンジンブレーキやエキゾーストブレーキを使用した惰力 走行の推奨:燃料消費を抑える

4.

早めのシフトアップ・遅めのシフトダウン:

15%

の燃費削減

5.

加速・減速の繰り返しを控える:燃費削減

6.

タイヤ空気圧のこまめな点検:規定値より

20%

低いと

8%

燃費悪化

7.

アイドリングストップ 22.0

21.0

20.0

19.0

18.0

17.0 07 08 09 10 11 12 13 14 15

19.9 19.9 20.2

19.9 19.8 19.8

20.2 19.9 19.5

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環境負荷低減への取り組み

地球温暖化対策

省エネルギー取り組みの更なる推進

中 ル ー

2030 10% 2013 BAU Business as Usual

【エネルギー効率の追求】

 目標達成のため、溶解・加熱に最新技術を開発・導入し、熱ロスの徹底削減を追求していきます。その主な取り組みについてご紹介 します。

●スクラップ均一溶解技術

 知多工場で

2013

11

月に稼働を開始した

150

トンアーク炉では、当社が開発した炉体旋回を用いたスクラップ均一溶解技術を 徹底追求し、従来炉比で

15%

のエネルギー原単位改善を達成しています。

ル ー ード ップ

●酸素燃焼技術

 酸素燃焼は高い火炎温度が得られ、排ガス量も減少するため、当社で取り扱う ことの多い

1,000

℃を超える温度領域で、よりエネルギー効率を向上させること ができます。

 製鋼工程で使用する取鍋予熱装置への適用事例(右図)では、従来の空気燃焼 比で

40%

のエネルギー削減を達成しています。

 更に均熱炉などへの技術の適用拡大について検討中です。

●加熱炉耐火物の熱容量低減

 当社は

150

基を超える加熱炉、熱処理炉を保有しています。常温から炉の使用 温度まで昇温するためのエネルギーを削減するには、耐火物の軽量化が有効です。

 可能な限り軽量かつ断熱性に優れるセラミックファイバーを採用することで、鍛 造加熱炉への適用事例(右図)では従来比

13%

のエネルギー削減を達成してい ます。

炉体旋回電気炉

渋川工場鍛造加熱炉への適用事例 セラミックファイバー化

(従来は不定形耐火物+レンガ)

酸素拡散燃焼により、焼ムラなく 均一な予熱が可能

[スクラップ装入後]

コールドスポット

電極

[溶解中] [炉体旋回後]

炉体旋回 コールドスポット 電極 溶解

解 ル ー

酸素 燃料

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環境負荷低減への取り組み

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